中国、「外交トップを米国へ派遣し首脳会談へ地ならし」報道を否定―独メディア

Record China    2021年1月24日(日) 17時40分

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独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは23日、中国が「外交トップを米国へ派遣して首脳会談へ地ならし」などとする米紙の報道を否定したと報じている。

中国が習近平(シー・ジンピン)国家主席とバイデン米大統領の初会談実現のための地ならしとして、外交担当トップの楊潔チ(ヤン・ジエチー)共産党政治局員を米国に派遣する考えだなどと報じられたことについて、在米中国大使館は23日、この報道を否定する声明を発表した。

独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトが23日付で伝えたもので、それによると、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルはこのほど、消息筋の話として、中国は米中高官級会合に向けた働きかけを行っており、首脳会談を実現させたい考えだなどと報じていた。

在米中国大使館は23日の声明で、「この報道は事実ではない」とした上で、「中国側がそうした書簡を書いたことはない。関連メディアは事実を尊重し、客観的かつ責任を持って中米関係を報じることを望む」とした。

習氏は昨年11月、米大統領選挙で勝利を宣言したバイデン氏に祝電を送り「健全で安定した両国関係の発展を推し進めることを希望する」として、関係改善に期待を示した。

中国の崔天凱(ツイ・ティエンカイ)駐米大使は同12月、中米研究センターの年次総会でスピーチし、「中米は和すれば共に利し、争えば共に傷つく。両国唯一の正しい選択は協力だ」と述べた。

中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官は今月21日の記者会見で、バイデン大統領の就任に「祝意」を表明し、「中米両国および国際社会の多くの識者は、中米関係が一日も早く正常な軌道に戻り、現在世界が直面している重大で差し迫った試練を手を携えて解決するために、しかるべき貢献を果たすことを期待している」と述べていた。(翻訳・編集/柳川)

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