P&Gジャパンの30階建て本社ビルを購入した中国系企業の「夢」とは?―日本華字紙

Record China    2014年4月23日(水) 1時20分

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21日、P&Gジャパンの本社ビルを購入した剣豪集団の鄭剣豪会長は、将来このビルを「アジア企業と日本企業の交流拠点にしたい」と語る。写真はP&G。

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2014年4月21日、貿易・コンサルティング業の剣豪集団(神戸市)は今年1月、一般消費財メーカー大手のプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&Gジャパン・神戸市)の本社ビルを購入した。新たにビルのオーナーとなった剣豪集団の鄭剣豪会長は、将来このビルを「アジア企業と日本企業の交流拠点にしたい」と語る。日本華字紙・中文導報が伝えた。

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P&Gジャパン本社は神戸市東灘区の六甲アイランドに位置し、1993年竣工。敷地面積7100平方メートル、地上30階、地下1階建てで神戸を代表する建築のひとつ。鄭会長は「日本でランドマーク的な社屋を持つことが長年の夢だった。将来ここに企業買収を行う中国企業のためファンドを設立するほか、中国やアジアの有名企業に利用してほしい」と語った。

鄭会長は1964年生まれの浙江省出身。神戸大学や北京大学で学び、ゼロから事業を興した。「人のために」をモットーとし、倹約に努める。今でも出張は高級ホテルではなく安いホテルに泊まる。鄭会長は今後10年で中国が真に現代化できるか否かが決まると考えている。また、中国企業が世界市場で成功するには、日本企業の技術やマネージメントを吸収することが必ず必要となってくる。

鄭会長の理想は、アジア各国が団結して未来を拓いていくことだ。アジアが発展しているこの歴史的チャンスを前にして、過去の出来事を理由に団結しないというのはいけない。鄭会長にとってP&G社屋の購入は理想に近づくための1歩となったようだ。(翻訳・編集/YM)

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