「永遠の0」が引き起こす懸念、戦争賛美と過去の隠ぺい―米メディア

Record China    2014年4月22日(火) 7時30分

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19日、米国海軍協会はこのほど、第二次世界大戦と特攻隊の若者を描いた映画「永遠の0」が記録的なヒットとなっているが、その背景にある日本の右傾化が懸念されているとしている。写真は靖国神社の遊就館。

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2014年4月19日、環球時報によると、米国海軍の関連団体「米国海軍協会」のウェブサイトが14日、「日本人の目に映る『映画の中の第二次世界大戦』」と題した記事を掲載した。第二次世界大戦と特攻隊の若者を描いた映画「永遠の0」が12月から公開され、記録的なヒットとなっているが、その背景にある日本の右傾化が懸念されているとしている。

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同映画は安倍晋三首相が絶賛し、観客動員数や興行成績でも記録的なものとなっているが、批判的な見方も少なくない。第二次世界大戦からしばらくの間は、戦争における悲劇を描き、戦争賛美と取られかねない内容は避け、当時敵対していた米国やその同盟国は単に「敵」と呼んでいた。

しかし、近年は戦争に同情的とも言えそうなとらえ方をする映画が増えつつある。戦後の頑なに戦争を拒む姿勢を取った映画と比べると、現在の映画は戦争をロマンチックに描き出し、日本を被害者のように扱うようになっている。そうした変化は海外で大きな懸念をもたらしていると記事は伝えている。(翻訳・編集/岡田)

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