海難事故、生存率が高いのは船長と船員=「婦女子優先」精神はタイタニックとともに消えた―中国メディア

Record China    2014年4月20日(日) 12時41分

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19日、中国メディア・百度新聞は、「海難事故における『婦女子優先』は絵空事」と題した記事を掲載。過去の海難事故で、船長や船員の生存率が圧倒的に高いことを指摘した。写真は中国の報道。

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2014年4月19日、中国のニュースサイト・百度新聞は、「海難事故における『婦女子優先』は絵空事」と題した記事を掲載。過去の海難事故で、船長や船員の生存率が圧倒的に高いことを指摘した。以下はその概要。

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16日、韓国の大型客船「セウォル号」が珍島(チンド)沖で沈没した。同船の船長は乗客の避難を確認せず、真っ先に救助船に乗り込んで難を逃れたことから、非難の集中砲火を浴びている。

災害や事故の救助では「婦女子優先」の規範があり、女性や子供が優先的に救助され、船長や船員は乗客全員の避難を見届けてから船を離れるものだと一般に思われている。だが、こうした「騎士道精神」はとうの昔に消え去っていた。

1912年4月に起きた豪華客船タイタニック号の沈没では、1513人が死亡、710人が救助された。そのうち女性の生存率は70%以上、子供の生存率は50%以上だったが、男性の生存率は20%ほどでしかなかった。だが、タイタニック号は特別なケースだったようだ。

過去3世紀に発生した18件の重大海難事故に関する調査結果では、船長や船員の生存率が最も高く、次いで高いのは男性乗客だった。また、大多数の人間が「他人の救助よりも自分の安全」を選択することが明らかになっている。(翻訳・編集/本郷)

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