北京で170万人が新型コロナワクチン接種済み、8万人は宅配便・デリバリー配達員―中国

人民網日本語版    2021年1月19日(火) 14時40分

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北京市では170万人がワクチンの接種を受けた。

北京の天壇西里祈谷コミュニティーのワクチン接種ポイントで17日、宅配便配達員やデリバリー配達員277人が、新型コロナウイルスのワクチン接種を受けた。関係責任者によると、18日までに、宅配便配達員、デリバリー配達員合わせて8万人が接種を受けた。17日午前0時の時点で、北京市では170万人がワクチンの接種を受けた。北京日報が伝えた。

「最近風邪をひいて発熱したことは?北京市の外に行ったことは?半月以内に他のワクチンの接種を受けたことは?」。ワクチン接種ポイントの受付では、スタッフが各接種者に詳しい説明をした上で、同意の確認をしていた。「接種ポイントでは、さらに2回のチェックがある。身分証明書をスキャンすると、ワクチン接種記録が一目瞭然で分かる」という。

張衛鵬(ジャン・ウェイポン)さんは普段、天通苑や立水橋などのエリアでデリバリー配達員をしている。1日の走行距離は150キロに達し、最も多い日で40件の配達をこなす。会社が配達員の新型コロナウイルスワクチン接種を計画していることを知った張さんは、すぐに申し込んだという。張さんは、「ワクチンを接種しておけば、自分を守ることもできるし、お客さんも安心。当然接種しないと。実家は山西省にあるが、家族と相談して、今年の春節(旧正月、今年は2月12日)は帰省せずに、北京に残って配達を続けることにした。大晦日に当たる2月11日はビデオ通話で家族に新年のあいさつをする。新年の一番の願い事は、子供が勉強で進歩できること」と語った。

同意書にサインした張さんは接種室に入り、左腕を出すと、1分もしないうちに接種が終了。そして、待機室で30分健康状態を確認。何の異常もないことを確認して、そこを離れた。

関係責任者によると、デリバリーサービスや宅配便の配達員などは、市民の生活のために働いており、都市の物流配送において、重要な役割を果たしている。そして、新型コロナウイルスに曝露するリスクの高いグループでもある。

■配車サービス運転手10万人も接種済み

17日午後6時の時点で、オンライン配車サービスを提供する滴滴出行の運転手10万人以上もワクチンの接種を受けた。

18日から、滴滴出行のアプリで、運転手がワクチンを接種したかを確認することができるようになった。体調などの事情でワクチン接種を受けることができなかった運転手たちは、7日以内に受けたPCR検査の陰性証明を提供しなければ、配車サービスで運転をすることができない。

1月1日から、北京市で、優先的に接種するグループへのワクチン接種が全面的に始まった。現時点で、接種ポイントが205カ所に設置され、ワクチンを投与する医療従事者8700人以上が配置、市級緊急ワクチン接種チームも66チーム立ち上げられている。今月17日午前0時の時点で、同市でワクチン接種を受けた人の数は170万人に達した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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