日本のインターネット上でコロナ感染体験を語るのは「諸刃の剣」―華字メディア

Record China    2021年1月28日(木) 12時20分

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21日、日本新華僑報は、日本のネット上で「新型コロナ体験談」を披露するのは諸刃の剣だとする評論記事を掲載した。写真は東京。

2021年1月21日、日本新華僑報は、日本のネット上で「新型コロナ体験談」を披露するのは諸刃の剣だとする評論記事を掲載した。

記事は、今年に入って日本で新型コロナの感染が急拡大する中で、ツイッターなどのSNS上で「新型コロナ体験談」「新型コロナメモ」など、検査で陽性となった人の体験談が出現し、人気を集めていると紹介。「個人情報が高度に保護されている日本において、当事者が自らのプライバシーに関わる感染状況を進んでシェアすることは実に稀であり、そこにはよくよく考えてみるべき事柄も少なくない」とした。

その上で、これらの体験談は往々にして善意から出たものであり、人びとに新型コロナの怖さに対する警鐘を鳴らす、感染者たちが抱える不安な心理やストレスの共有、実体験やコロナ感染時に役立つ実用的な知識の伝授といった意味でメリットを持つとと伝える一方で、「たとえそうであっても、このような内容、このような形式による情報の伝播は、日本社会において諸刃の剣であると言わざるを得ない」と評している。

そして、SNS上で「調子が悪いのに検査を受けられなかった」「感染しているのに自宅待機しかできなかった」といった情報があふれ、特に細かい描写がなされることにより、日本政府の感染防止対策や感染者支援体制の不行き届きがますます露呈し、市民の日本政府に対する不満が一層蓄積することになりかねないとの見方を示した。

また、「コロナ感染」をSNSでの人気集めの道具として用いられる危険性もあると指摘。「多くの若い人はコロナ感染を深刻に考えず、自分の『特殊な経験』で視聴者の目を引き、アクセスを増やすツールと捉えている」とし、日本のメディアもこの傾向を「看過できない」との見方が出始めていると伝えた。

さらに、SNSに感染体験を書き込む人のほとんどは軽症者または無症状の感染者であり、感染の深刻さについての表現が限定的になることで、これらの情報を閲覧するネットユーザーの危機感や緊迫感を鈍らせる可能性もあるとした。

記事は、コロナ感染が長期化し、収束の手掛かりがつかめない中で、人びとの心や精神の危うさが日に日に顕著になっていると伝えた。そして、SNSに次々と出現する感染者の「体験談」が日本社会にとって前向きなものになるかどうかは、日本政府が今後どれだけ優れた対策を打ち出せるかにかかっていると結んだ。(翻訳・編集/川尻

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