<韓国船沈没>「お姉さん、救命胴衣着けないの?」「船員は最後よ」=救助に奮闘した女性乗務員―中国報道

Record China    2014年4月18日(金) 12時27分

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18日、北京青年報によると、16日に韓国の旅客船「セウォル号」が沈没した事故で、乗客を避難させるため最後まで奮闘して命を落とした22歳の女性乗務員、朴智英さんに称賛が集まっている。写真は事故を伝える新聞。

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2014年4月18日、北京青年報によると、16日に韓国の旅客船「セウォル号」が沈没した事故で、乗客を避難させるため最後まで奮闘して命を落とした22歳の女性乗務員、朴智英さんに称賛が集まっている。

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朴さんは、船内から救命胴衣を探し出すと、学生たちに配った。恐怖に泣く学生たちを笑顔で「大丈夫、みんな助かるから」と言い慰めた。

学生たちは「動かないように」との船内放送に従っていたが、時間の経過とともに浸水がひどくなっていった。船が沈没しかけたとき、朴さんは学生たちに「早く!海に飛び込んで!」と支持を出した。学生たちは近くの漁船に救助された。

救助されたある女子学生によると、女子学生が朴さんに「お姉さん、救命胴衣を着けないの?」と聞くと、彼女は「船員は最後よ。先にみんなを助けてから、最後に脱出するわ」と答えたという。朴さんは海水に胸が浸かるまで救助を続け、最後には命を落とした。

性格は明るく、人助けが好きだった朴さんは、家計を助けるため2012年に大学を休学し、いとこの紹介でこの船の運航会社、清海鎮海運に入社した。母親と妹と暮らしており、礼儀正しく思いやりがある優しい女性だったという。(翻訳・編集/北田

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