人民網日本語版 2021年1月18日(月) 11時0分
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浙江農林大学の各寮のホールには非接触型スマートクラウドプリンター「天天互通」が設置されている。
試験のピーク期になり、多くの大学のプリント店が商売繁盛になっているが、その営業時間は限られているため、学生はプリントで列に並ぶことが多く、長時間待たされることが多い。一方、浙江農林大学の学生は、寮を出なくてもプリントできる。同大の各寮のホールには非接触型スマートクラウドプリンター「天天互通」が設置されている。学生はプリントしたい書類をクラウドプリンターと紐づけされるミニプログラムにアップデートするだけで直接プリントでき、便利でスピーディだ。中国新聞網が伝えた。
このプリンターは、同大に2017年に入学した、機械設計専攻の程星星さん及びその起業チームが開発したものだ。
程さんは入学後間もなく、学生のプリントの需要が大きいものの、学校の既存のプリント方法に不便な点が多いことに気づいた。例えば、プリント時間が限られており、ピーク期になると列に並ぶことが多く、待ち時間が長く効率が低いといったことだ。
また従来のプリントサービスはUSBメモリなどでファイルを伝送する必要があり、ウイルスに感染するリスクが高く、学生の個人情報のセキュリティーが守られない。
程さんとチームのメンバーは19年4月、専攻の優位性を生かし、1台目の非接触型スマートクラウドプリンター「天天互通」を開発した。同年9月初めにはその第1弾が、同大の一部の寮で試験的に運営開始された。
割安で便利、情報が守られることから、クラウドプリンター第1弾は学生から好評を博した。同時にクラウドプリンターと紐づけされるミニプログラムに、大学生の学習資源共有コミュニティーを作り、資料共有の手段を提供し、学生から評価された。
程さんのチームは20年末時点で、10校近くの大学に100台以上の設備を提供し、大学27校と協力協定を結んでいる。
程さんのチームはさらに、2.0版クラウドプリンターを全面的に使用開始した。新バージョンのプリンターは5Gを採用し、効率がより高く操作がよりシンプルで、さらにセルフで書類を製本できる。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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