<韓国船沈没>救命ボートは未使用のまま=沈没までの90分間、乗務員が適切な措置取らず―米メディア

Record China    2014年4月18日(金) 8時6分

拡大

17日、韓国南西部の全羅南道、珍島(チンド)付近の海上で16日に起きた「セウォル号」沈没事故で、救命ボートが1隻しか使用されなかった可能性があることがわかった。資料写真。

(1 / 2 枚)

2014年4月17日、韓国南西部の全羅南道、珍島(チンド)付近の海上で16日に起きた「セウォル号」沈没事故で、救命ボートが1隻しか使用されなかった可能性があることがわかった。CNNが伝えた。

その他の写真

17日の時点で9人の死亡が確認され、179人が救助、287人が行方不明となっている。

CNNによると、救命胴衣を積んだ救命ボートは、少なくとも12隻が沈没した船に搭載されたままだという。韓国当局は、セウォル号の救助作業中、60隻あまりある15人乗りの救命ボートが使用されなかった可能性があると発表した。

事故の通報から沈没までの約90分間、乗務員たちが適切な対応を取らなかったと指摘されている。船体が傾いたときに、海上交通管制センター(VTS)からは無線で「救命胴衣を着用し、脱出準備をするように」との指示があったにもかかわらず、船内では適切な措置が取られなかったという。

調査本部は事故当時、乗客の避難と航行の安全規定を遵守していたかどうかを調査している。また、乗客の避難が遅れた原因や、乗務員が乗客を置いて脱出した問題についても調査を進めている。(翻訳・編集/岡本悠馬)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携