大ヒット公開中の中国映画「送你一朵小紅花」、「きっと、星のせいじゃない。」の盗作疑惑が浮上

Record China    2021年1月15日(金) 18時20分

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公開中の映画「送你一朵小紅花」について、米映画「きっと、星のせいじゃない。」からの盗作ではないかと疑う声が中国の映画情報サイトで上がっている。

中国で公開中の映画「送你一朵小紅花」(A Little Red Flower)について、2014年公開の米映画「きっと、星のせいじゃない。」からの盗作ではないかと疑う声が中国の映画情報サイトで上がっていると、米エンタメ誌のハリウッド・リポーターが伝えている。

映画「送你一朵小紅花」は、人気ユニットTFBOYSイー・ヤンチェンシー(易[火羊]千璽)が主演し、ガンを患う若い男女の心の交流を描いたストーリー。中国で先月31日に封切られ、今月14日に興行収入11億元(約176億円)を突破するヒット作となっている。

この映画については公開直後から、ドラマ・映画情報サイトの豆瓣(douban)で、米映画「きっと、星のせいじゃない。」からの盗作ではないかとの声が上がっていた。この話題をこのほどハリウッド・リポーター誌が取り上げ、テーマやストーリー、人物関係や描写に似た部分があると中国の観客が指摘していることを報じている。

「きっと、星のせいじゃない。」は豆瓣で、ユーザー評価が7.9点と高得点を獲得し、評価に参加したうちの半数のユーザーが、5段階で4つ星以上をつけている。「送你一朵小紅花」も現在、ユーザー評価は7.5点と好評だ。

なお、ハリウッド・リポーター誌では盗作の疑いについて、1つの重要なポイントがあると指摘。2016年に20世紀フォックス社が中国の映画会社と組み、「きっと、星のせいじゃない。」の中国リメーク版の制作を進めていたというもの。20世紀フォックス社は2019年、ディズニーに買収されてリメークは立ち消えになったと思われるが、同誌では20世紀フォックス社で国際制作部門を率いたThomas Jegeus氏にインタビューを行った結果、中国リメーク版のプロジェクトが同氏を中心に進んでいたのは事実と報じている。

こういった報道から、「送你一朵小紅花」がリメーク版制作の流れをくんだ作品、あるいは「きっと、星のせいじゃない。」へのオマージュ的な作品ではないかとの声も上がっており、ネット上では「送你一朵小紅花」の制作側に説明を求める意見も多く見られる。(Mathilda

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