ドイツ外相「何も見えない!」、中国の大気汚染を実感、体調不良を訴える人が続出―ドイツ紙

Record China    2014年4月15日(火) 23時21分

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13日、ドイツのシュタインマイアー外相が河北省石家庄市を訪問したが、スモッグのせいで高速列車から風景を楽しむことはできなかった。写真は13年2月の同市。

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2014年4月13日、ドイツ紙フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥングによると、ドイツのフランク=ヴァルター・シュタインマイアー外相が同日、河北省を訪問した。河北省委員会書記はシュタインマイアー外相を「一番良い季節に来た」と歓迎したが、実際は河北省はスモッグで覆われており、北京から乗った河北省行きの高速列車から風景を楽しむことはできなかった。15日付で中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

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中国では大気汚染が深刻化しており、なかでも河北省の省都である石家荘市は最も汚染のひどい都市の一つだ。河北省では鉄鋼やセメント、ガラスなどを生産しており、二酸化炭素の排出量が多い。中国で最も汚染の深刻な10都市のうち、河北省が7都市を占めているほど。同省は対策として、2017年までに生産を削減する方針だ。

ドイツ通信社の記者によると、ドイツの訪問団は石家荘市に到着してすぐに目やのどに痛みを訴え、なかには頭痛を訴える人もいた。当日のPM2.5の量は1立方メートル当たり200マイクログラム。世界保健機関(WHO)の安全基準値である25マイクログラムを大きく上回っていた。この日、シュタインマイアー外相はドイツエネルギー局が石家荘市に設立した環境プロジェクトを参観した。

シュタインマイアー外相は河北省の官僚に対し、大気汚染対策にドイツの技術や経験を提供できると語った。河北省側も環境保護の面で引き続きドイツと協力したい意向を示した。(翻訳・編集/藤)

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