長江が史上最長10年間の禁漁に、28万人の漁民が歩む道は?―中国メディア

Record China    2021年1月8日(金) 7時0分

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中国・長江で始まった10年間に及ぶ禁漁措置をめぐり、「消える長江漁民、28万人はどの道を歩むのか?」と題する記事が中国のサイトに6日掲載された。写真は中国の漁船。

中国・長江で始まった10年間に及ぶ禁漁措置をめぐり、「消える長江漁民、28万人はどの道を歩むのか?」と題する記事が中国のサイトに6日掲載された。

中国で最も長いこの河川の全面禁漁は今月1日にスタートした。記事によると、10年という禁漁期間は長江流域にとって過去最長で、「漁を止めなければ長江が危険なことになる」というのが措置の理由だ。長江ではダム建設、水質汚染、乱獲、採石などの長年にわたる影響で生物の生存環境が日々悪化しており、10年間の禁漁は生物資源の危機を緩和し、川を守る上で重要なカギを握るという。

だが、その一方で漁業関係者の生活維持という問題もあり、記事は「10年の禁漁で長江は一息つく機会を得たが漁民の生計は断たれた」と指摘。漁に関する許可証を持つ人だけで約28万人に上ることを紹介し、「28万人はどの道を歩むべきなのだろうか」と疑問を投げ掛けた。

記事によると、ピーク時に当たる1954年の漁獲量は42万7000トンに達したが、沿岸の都市化、工業化が進むにつれて生態系は破壊され、生き物の繁殖、漁業に深刻な影響が及んだ。これに乱獲と違法操業が追い打ちをかけ、1960年代は26万トン、80年代には20万トン前後に減少した。近年は10万トンにも届かず、「漁民の生計問題は早くから出現していた」とする記事は「捕れる魚はなく、漁をしても稼げない。漁をする人もいなくなる」と述べ、「漁民の子どもの多くは長江を離れ、親の仕事を継ごうとはしなかった。長い目で見ると、たとえ禁漁措置がなくても長江漁民が消失することは一種の必然だ」と説明。その上で、「漁民らは『失業させられた』が『転業』のチャンスを獲得した。10年間の禁漁令以外に漁民の生計も国の考慮の中に含まれていた」と指摘した。

記事は国が講じた技能訓練などの支援策に言及する一方、「仕事や生活を変えることはたやすいことではない」と述べ、当局の2019年の調査報告として半数以上の年齢が50歳を超えていること、教育レベルでも壁があることを説明。最後は「長江は中華民族を育み、長江の豊かな水産資源は長江漁民を育てた。そして長江漁民は長江の移り変わりの目撃者だ。今後10年間、長江漁民は一時的に歴史の舞台から姿を消す。これは一つの時代の後ろ姿だ」と論じた。(翻訳・編集/野谷

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