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ダイヤモンド・プリンセス号と同じミスを犯した韓国拘置所=「今までの経験は一体何だったのか」と批判の声

配信日時:2021年1月5日(火) 11時10分
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4日、韓国・中央日報によると、ソウル東部拘置所で新型コロナウイルスの累計感染者数が1000人を超え、韓国内の単一施設の最大感染者数記録が連日更新されている。資料写真。

2021年1月4日、韓国・中央日報によると、ソウル東部拘置所で新型コロナウイルスの累計感染者数が1000人を超え、韓国内の単一施設の最大感染者数記録が連日更新されている。専門家からは「昨年2月に日本の横浜港に停泊中のダイヤモンド・プリンセス号で発生した集団感染事態に類似した状態だ」と指摘する声が出ているという。

記事によると、同日午前8時の時点で同拘置所関連の累積感染者数は1062人となった。大規模な集団感染が起きた原因について、専門家らは3密(密接・密集・密閉)の構造を挙げている。全搭乗者3711人中712人が感染したダイヤモンド・プリンセス号も3密構造が問題となったが、同拘置所でも収容者らは最近まで大部屋でマスクも仕切りもない状態で食事や寝泊まりをし、運動も室内で行っていた。また、同拘置所の収容規模は2000人だが、2400人ほどが収容され、密集度も高かったという。

また、最初の感染者が発生した後に防疫当局が感染者・接触者の分類に失敗したことも原因とみられている。昨年11月27日に初の感染者が発生したが、韓国法務部が全数検査を行ったのは3週間後の12月18日だった。ある大学教授(医大予防医学科)は「感染者が発生したら別の場所に移動させ、濃厚接触者を隔離するのが防疫の基本原則だが、調査もせずに同一空間においたため感染が拡大した」と指摘した。さらに、矯正施設という特殊性からコホート隔離(建物ごと隔離する方式)指針を出したことも問題だったと指摘されている。

こうした問題は全て、ダイヤモンド・プリンセス号事態ですでに確認されていた。当時、船内の感染者発生の事実がアナウンスされたのは昨年2月3日だったが、2日後の5日午前の段階でもサウナやレストランが通常運営されるなど迅速な防疫措置が取られなかった。搭乗者全員に対する迅速な検査も行われず、感染者と濃厚接触者の分類ができていない状態で乗客の下船を禁止し隔離した。同教授は「ダイヤモンド・プリンセス号の場合は新型コロナウイルスに対する情報が少なかった流行初期に起きたため理解できなくもないが、今は十分な経験がある状況で当局があり得ない措置を取ったことになる」と批判したという。

これに韓国のネットユーザーからは「これは人災だ」「刑務官が何も考えていなかった証拠」「今回のは陸で起きたセウォル号事件。密集、密閉、統制された空間で収監者が死んでいった」「今までの経験は一体何だったのか」「韓国の専門家たちはダイヤモンド・プリンセス号のことをさんざんばかにしていたのに、結局は同じ状況になった」「人権弁護士の文大統領は何をしているのか。これで国と言えるのか?」など厳しい声が殺到している。(翻訳・編集/堂本

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