美観損ねる「街の皮膚病」に打つ手なし!?北京五輪への影響懸念も―遼寧省瀋陽市

Record China    2007年6月7日(木) 18時45分

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中国で近年よく目にする言葉に「街の皮膚病」という言葉がある。この言葉、いたるところに貼り付けられているチラシや落書きを指す言葉だ。都市の美観を損ねるとして問題になっている。

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中国で近年よく目にする言葉に「街の皮膚病」という言葉がある。この言葉、至るところに貼り付けられているチラシや落書きを指す言葉だ。都市の美観を損ねるとして問題になっている。

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レコードチャイナは遼寧省瀋陽市の「街の皮膚病」の状況を追った。同市では2007年6月9日に世界文化遺産・自然遺産博覧会が開催され、来年には北京五輪のサッカー予選も開催されるとあって、市政府は多額の資金を投入し、都市の美化に勉めている。その一方で一部「不法分子」が街を汚す「街の皮膚病」をまき散らしていることも事実だ。***

街中に貼り付けられているチラシのほとんどは広告。その多くは零細企業のもので引っ越し・店員募集などが中心。なかには偽造の資格書類・偽造身分証の作成など非合法なものまである。チラシを貼りっている業者はアルバイトを使って、深夜から未明にかけてゲリラ的に貼っていく。中国には職にあぶれた若者が多くいるため、違法な犯罪行為とわかっていても、チラシ貼りに手を染める者が少なくないという。

ある清掃員は「私らも『街の皮膚病』には頭を悩ましているんだ。はがしてもはがしてもすぐまた新しいチラシが貼られるんだから」と困り顔。この「街の皮膚病」問題は瀋陽市だけの問題ではなく、中国の多くの都市に共通の悩み。北京五輪の成功のためには、このゲリラ的犯罪者をいかに取り締まるかが課題となりそうだ。(翻訳・編集/KT)

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