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韓国・文在寅大統領の息子に困窮芸術家向けの支援金、「問いたださずには」と主要紙

配信日時:2020年12月25日(金) 19時20分
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韓国・文在寅大統領の息子がコロナ禍で困窮した芸術家向けの支援金を受け取った、と複数の韓国紙が報道。「なぜ大統領の息子なのか、問いたださずにはいられない」などと批判した。写真は韓国大統領府。

韓国文在寅大統領の息子がコロナ禍で困窮した芸術家向けの支援金を受け取った、と複数の韓国紙が報じた。支援金は最高額だったとされ、各紙は「どのような基準で選ばれたのかは分からない」と指摘。「大統領の息子がもらわなければならないのか、問いたださずにはいられない」などと批判した。

中央日報によると、大統領の息子のムン・ジュニョン氏(38)にソウル市傘下のソウル文化財団の「新型肺炎被害緊急芸術支援」支援金1400万ウォン(約131万円)が支給されたことが確認された。ジュニョン氏は今月17日に開幕して23日までソウル会賢洞の錦山ギャラリーで行われた自身の個人展「視線の向こう側、どこかの間」の準備の名目で支援金を申請して受け取ったという。

個人展の展示作品は増強現実(AR)を基盤にして物体の実在の影に仮想の影をマッピング(Mapping)して見せる。ソウル文化財団側は21日、「補正予算45億ウォン(約4億円)を活用して計254件の芸術団体(人)を選定して緊急支援金を支援したが、ジュニョン氏もその1人だった。新型肺炎による3回の展示会の取り消し、事業の正当性および妥当性を根拠に選定した」などと説明した。

ジュニョン氏はフェイスブックを通じて「錯覚しているようだが、コロナ支援金1400万ウォンは作家に収益として与えるお金でなく、作家が展示/作品制作に使うお金」と主張。「今回の支援金はそのよう趣旨で最初から使用規則を定め、計画を詳細に提示して適切なのかを審査して私を選定した」と述べ、「つまり、まともに使える人を選んだ」と強調した。

支援金について、朝鮮日報は社説で「支援金を申請した時、ジュニョン氏と共に合計281件の申請があった。このうち同氏をはじめ46組だけが支援金を受け取ることになった。支援が受けられたのは6組に1組の割合だということだ」と言及。「ジュニョン氏が受け取った支援金はその中でも最高額だった。具体的にどのような基準で選ばれたのかは分からない」と続けた。

社説は「これまでもジュニョン氏の展示会があるたびに特別扱い問題が起こっていた」と非難。「2017年の錦湖美術館メディアアート展、2018年の平昌冬季五輪メディアアート展、今年のパラダイス文化財団ART LABフェスティバルなどをめぐって、いろいろささやかれた。ジュニョン氏の雇用情報院特恵採用疑惑も解消されていない」と論難した。

さらに「大統領の家族の身のふり方は決して容易ではない」としながらも、「新型コロナ支援金は展示が中止となって困窮している芸術家たちに対し、国民の税金を使って支援するものだ。大統領の息子がその支援金をもらわなければならないのか、問いたださずにはいられない」と訴えた。(編集/日向)

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