韓国、理工系人材の国外流出が深刻=研究環境の不備、低賃金など不満―韓国メディア

Record China    2014年4月10日(木) 7時35分

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9日、韓国・聨合ニュースは、韓国で理工系人材の国外流出が深刻だと伝えた。

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2014年4月9日、韓国・聨合ニュースによると、スイスの国際経営開発研究所(IMD)が発表した「頭脳流出指数」で、韓国は60カ国中37位の4.63だった。中国新聞網が伝えた。

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頭脳流出指数の範囲は0〜10まで。0に近いほど人材流出が深刻で、国家経済への打撃が大きいことを示す。

韓国の頭脳流出指数は2011年が3.68(60カ国中44位)、12年が3.40(同49位)。昨年は順位が上昇したものの、上位国のノルウェー(8.04)、スイス(7.6)、スウェーデン(7.51)には遠く及ばない。

人文・社会科学分野の人材は海外就職するケースが少ないため、同指数は、理工学分野の人材流出を反映したものといえる。

韓国の現代経済研究院は、人材流出の原因として、国内の研究環境が整備されていないことを指摘している。

科学技術企画評価院が理工系博士1478人を対象に行った調査によると、海外就職希望者は37.2%に上る。その理由は、「研究環境の不備」(53.2%)、「子どもの海外留学」(14%)、「海外での永住」(7.8%)、「国内の賃金の低さ」(6.4%)など。

理工系博士の平均年収は6881万ウォン(約674万円)で、米国の9317万ウォン(約913万円)の74%にとどまっている。(翻訳・編集/NY)

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