「コロナワクチン確保するよう何回も指示したのに」と文大統領が参謀らを叱責=野党は「無責任」と反発

Record China    2020年12月23日(水) 12時50分

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22日、韓国・ソウル新聞は「韓国政府のずさんな新型コロナウイルスへの対応が物議を醸していることと関連して、文在寅大統領が参謀らを叱責した」と報じた。写真は文大統領(韓国大統領府Facebookより)。

2020年12月22日、韓国・ソウル新聞は「ワクチンの確保が主要国に比べて遅れるなど韓国政府のずさんな新型コロナウイルスへの対応が物議を醸していることと関連して、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が参謀らを叱責した」と報じた。

記事によると、文大統領は21日に行われた大統領府内部会議で、ワクチンの確保が遅れている問題を指摘し、「これまでワクチン確保に積極的に取り組むよう何回も指示を出したが、これといった進展がなかったため、このような状況になったのではないか」と参謀らを叱責した。

これを受け、最大野党「国民の力」の朱豪英(チュ・ホヨン)院内代表は22日に行われたオンラインでの院内対策会議で文大統領の「参謀陣叱責説」を取り上げ、「ワクチンに対する不安をもたらしたのは、政府の無責任さが原因」と指摘。「国民が不安を感じている」として「今からでも大統領がワクチンをどう確保するのかしっかり明らかにしなければならない。世界的にみてもワクチン確保は大統領の仕事だ。大統領が雲の上に鎮座し『確保しろと言ったのに君たちは何をしたのか』と幽体離脱話法を使ってはいけない」と批判したという。

中道野党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)代表も自身のツイッターを通じて「他国は国の首班がワクチン問題を直接担当した。国民の命が懸かっている問題」とした上で、「今大統領が言うべきことは、責任のなすりつけではなく対策作りだ」と厳しく批判したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからも「自分のせいじゃなくて他人のせい?」「現政権は信じられない。いつもうそばかり」「こんな人が大統領の座にいるから国がこんなことになってしまった」「ワクチン買えないのはあちこちにお金をばらまき過ぎたからじゃないの?」など文大統領への厳しい声が上がっている。

一方で、「それでも国政をよくやってる。国や国民のために最善を尽くす姿に敬意を表す」と擁護する声や、野党やメディアに対して「もしワクチンを今接種していたら副作用でたたくよね?」「何をしても反対する。ワクチンが出たら一番に接種させてあげよう」「国の危機に共に力を合わせて頑張ろうとは思わないの?」と指摘する声も上がっている。(翻訳・編集/松村)

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