「嫦娥5号」地球に帰還=米宇宙軍トップ「中国は宇宙を兵器化しようとしている」―米華字メディア

Record China    2020年12月21日(月) 6時30分

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多維新聞は19日、中国の無人月探査機「嫦娥5号」が月の試料を乗せて地球に帰還したことに関連し、米宇宙軍のトップが「中国は宇宙を兵器化しようとしている」と述べたと報じた。写真は嫦娥5号のカプセル。

米国の中国語ニュースサイトの多維新聞は19日、中国の無人月探査機「嫦娥5号」が北京時間の17日未明、月の試料を乗せて地球に帰還したことに関連し、米宇宙軍のトップが「中国は宇宙を兵器化しようとしている」と述べたと報じた。

香港サウスチャイナ・モーニング・ポストの報道を引用して伝えたもので、それによると、米宇宙軍トップのジョン・レイモンド作戦部長は17日、TechCrunchが主催するオンラインイベントで、中国が宇宙を兵器化しようとしているという懸念の中で、米国は同盟国からの宇宙計画への支援を求めているとし、「私たちの目標は、衝突の始まりや宇宙への拡大を阻止することだ」と述べた。

レイモンド氏はまた、米国で1947年の空軍以来、新たな独立軍として昨年創設された宇宙軍のパートナーシップの重要な役割を強調した上で、オーストラリア、カナダ、イギリス、ニュージーランド、フランス、ドイツ、日本を挙げ、「パートナーシップの育成に懸命に取り組むつもりだ。私たちはこれらのパートナーシップを、一緒に活動するパートナーシップへと変えている。一緒に訓練し、一緒に机上作戦を行い、一緒に機能を開発している。将来、さらなる成長の機会があるだろう」と述べた。

サウスチャイナ・モーニング・ポストは、嫦娥5号の帰還について「中国は米国、ソ連に続いて、月のサンプル・リターンに成功した3番目の国となった」とした上で、「中国は宇宙計画について平和目的であると主張しているが、その急速に発展する能力は特に米国からの疑惑を引き起こしている。米国防総省は6月に発表した新たな国防宇宙戦略で、戦略的脅威として中国を挙げ、米国と同盟国の軍事的優位性を覆すため、宇宙の兵器化を進めていると指摘している」と報じている。(翻訳・編集/柳川)

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