トンネルを走行中に気絶、運転手の危機を救った男性の正体は…―韓国

Record China    2020年12月22日(火) 12時0分

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18日、韓国・1boonは、トンネルを走行する車を全身で止めたある男性について伝えた。

2020年12月18日、韓国・1boonは、トンネルを走行する車を全身で止めたある男性について伝えた。

記事によると、この事件は今年5月に起きた。あるトンネルを走行していた車が壁に衝突し、衝撃によりドライバーが意識を失い、その後も車はゆっくりと走行し続けていた。

その時、反対車線を走っていた男性ドライバーが車から降りて駆け付けた。男性はすぐに車の前に行き、ゆっくりと進む車を全身で止めつつ、携帯電話を取り出して119番に通報したという。

そしてようやく車が止まった。他の市民が3人加わり、1人は運転席、もう1人は助手席、もう1人は車両の前から声を掛けてドライバーを起こし、しばらくして幸いにも運転席のドアが開いたという。

その後、体を張ってこの危機を助けたこの男性は、消防署119救助救急センター所属の消防士だったことが判明。男性は「危険な状況を目撃し、自然に体が動いた」「私だけでなく、他の市民が自分のことのように手伝ってくれたおかげで、大きな事故を防ぐことができた」と話したという。

この心温まるニュースを受け、韓国のネット上には「もしこの人じゃなかったらドライバーは死んでたかもしれない。彼はヒーロー」「かっこよくて素晴らしい方。久々に心温まるニュース」「これこそ人の暮らす世界」「国民の1人としてお礼を伝えたい」など、男性の勇気を称えるコメントが相次いで寄せられている。

ただ一部からは「安全を考えたら正しい行動とは言えないかも」「車をこすっただけで済んだけど、もし大けがしたらどうするの?」など危険性を指摘する声も見られた。(翻訳・編集/松村)

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