一世を風靡した「旅かえる」、中国版アプリがリリース―中国メディア

人民網日本語版    2020年12月19日(土) 14時20分

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阿里巴巴(アリババ)グループのゲームパブリッシングブランド・霊犀互娯(Lingxi Games)から、アプリ「旅かえる・中国の旅」を正式にリリースした。

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2018年に微信(WeChat)のモーメンツの話題をさらった、かえるが旅から帰るのを待つ日本の放置系ゲームアプリ「旅かえる」を覚えているだろうか?12月7日、同アプリを開発するヒットポイントは、中国の独占運営権を持つ阿里巴巴(アリババ)グループのゲームパブリッシングブランド・霊犀互娯(Lingxi Games)から、アプリ「旅かえる・中国の旅」を正式にリリースし、各ゲームプラットフォームでダウンロードできるようになった。

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日本版と違い、旅かえるは中国の美しい川や山などの景色が広がる場所を旅する。旅先のユニークな名産品を持ち帰り、中国ならではの情緒を楽しむことができる。

しかし、一世を風靡してから2年がたってからのリリースとあり、ネットユーザーからは、「また、かえるブームを巻き込こすことができるのか?」と疑問を呈する声も上がっている。では、旅かえるの「中国の旅」には、どんなサプライズがあるのだろう?

■遅ればせながらのリリースとなった中国版「旅かえる」

多くのゲーマーからすると、アプリ「旅かえる」の中国バージョンは、おくればせながらのリリースとなった。なぜなら、2018年4月初めに、アリババは「旅かえる」の中国における独占運営権を獲得したと発表していたからだ。

その後、同年5月3日に、「旅かえる」はアリババが運営する淘宝内でミニゲームとして配信され、内部テスターが行われた。その名前が「旅かえる:中国の旅」だった。同月、淘宝はぬいぐるみや3C (コンピューター、通信、コンシューマーエレクトロニクス)グッズ、食品、コスメ、マタニティ・ベビー用品、スマート製品、家具・日用品、旅行用収納グッズ、カバン、ポストカードなど、「旅かえる」の関連公式グッズを発売した。

しかし、アプリ「旅かえる」の中国バージョンはリリースされることなく、html5gameとして、淘宝内で配信されるにとどまっていた。また、「旅かえる」の人気は現在すでに下火となっている。そのため、多くのゲーマーからは、「中国バージョンのアプリは最終的に暗礁に乗り上げるのでは」と心配することも上がっている。しかし、アプリがリリースされると、ネットユーザーからは、「初めて遊んだ時の感覚が蘇った」とのコメントが寄せられた。

■旅かえるがローカライズ、中国の要素満載に

内容を見ると、アプリ版は、html5game版とほとんど変わらず、淘宝を開けないと使えなかったのが、ダウンロードしたアプリを直接開ければよくなり、便利になったというぐらいだ。アプリ版がリリースされたのを受け、html5game版の配信は停止となる。

多くの中国のゲーマーから、ローカライズに対する懸念の声が上がった「旅かえる・中国の旅」だが、ヒットポイントの日本版と同じチームが研究開発し、遊び方も課金設定も日本版と同じとなっている。

アプリ「旅かえる・中国の旅」を開くと、その画風は日本版と同じ。しかし、じっくり観察すると、「おうち」のインテリアが少し変化していることが分かる。例えば、窓が中国テイストになっているほか、竹の椅子やかまど、蒸籠、屏風などが置かれており、中国らしいムードが漂っている。また、「にわさき」の植物にも異なる点が見られる。

「おみせ」で購入できるグッズにも、餃子や肉まん、キンモクセイ風味の蒸し餅、ひょうたん、玉佩、紙の傘などたくさんの中国の要素が加わっている。プレイヤーは、かえるに、馴染み深い中国のグルメを持たせ、中国各地を旅しながら、それをじっくりと味わってもらうことができる。

馴染みある景色を見て、ゲーマーはエキサイトし、「1日目に、天壇の写真を持って帰ってきた。Nice!」、「我が息子も進歩して、太古里に行った」、「外に出る時は、必ずマスクしてよ!」、「お母さんが息子のためにお金をためておくからね」などのコメントを寄せている。

ゲームの紹介によると、かえるは、獅子舞、龍舞、詠春拳、広州の朝の飲茶など、それぞれの地域の伝統ある活動を体験し、中国全土に足跡を残す。旅の途中では、ハリネズミやトカゲなどとも出会うという。もちろん、プレイヤーのことを忘れることはなく、旅から帰って来る時は、旅先の特産品をお土産として持って帰ってきてくれる。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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