2014年4月6日、中国の女優ジョウ・シュン（周迅）主演のドラマ版「紅いコーリャン」について、その破格の製作費が報じられている。網易が伝えた。

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中国のノーベル賞作家・莫言（モーイエン）氏の代表作。チャン・イーモウ（張芸謀）監督がメガホンを執り、コン・リー（鞏俐）のデビュー作となった1988年の映画は、第38回ベルリン国際映画祭の金熊賞を受賞。チャン監督の名を世界に知らしめるきっかけを作った。この名作を山東衛星テレビがドラマ化したのが、全50話の「紅高梁」（紅いコーリャン）。「画皮 あやかしの恋」「や米SF映画「クラウド アトラス」などで知られる演技派女優ジョウ・シュン（周迅）が10年ぶりにドラマ出演し、ヒロインを演じている。

このほど閉幕した北京電視節目（テレビ番組）交易会において、中国ドラマ制作協会の関係者が明らかにしたところによると、「紅高梁」でジョウ・シュンの出演ギャラは3000万元（約5億円）。ドラマ化にあたって莫言氏に支払われた版権代は1000万元（約1億7000万円）に届くという。

同ドラマは、2012年に大ヒットした時代劇「宮廷の諍（いさか）い女」の鄭暁龍（チョン・シャオロン）監督がメガホンを執ったが、監督への報酬が1000万元（約1億7000万円）以上。監督・主演・原作・脚本だけで、少なくとも6000万元（約10億円）のコストがかかっている。これまでの中国ドラマでもトップクラスの豪華な作品となっている。

話題の同ドラマは今年10月に山東衛星テレビでオンエア予定。（翻訳・編集/Mathilda）