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韓国、冤罪で20年服役した男性に再審無罪判決=ネット「かける言葉も見つからない」「しっかり補償を」

配信日時:2020年12月20日(日) 10時50分
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17日、韓国・聯合ニュースによると、1988年に京畿道・華城の住宅で13歳の女児が性的暴行を受け、死亡した状態で発見された事件の犯人として20年間服役した男性が再審法廷で無罪を言い渡された。資料写真。

2020年12月17日、韓国・聯合ニュースによると、1988年9月に京畿道・華城の住宅で13歳の女児が性的暴行を受け、死亡した状態で発見された事件の犯人として20年間服役した男性が、事件発生から32年後に行われた再審法廷で無罪を言い渡された。

記事によると、水原(スウォン)地裁は同日、同事件の再審公判で「裁判過程で過去の捜査機関に対する不十分な捜査および提出証拠の誤りを発見できず、誤った判決を下した」として、ユン・ソンヨさん(53)に無罪を言い渡した。裁判長は「20年という長年の服役生活により精神的・肉体的に大きな苦痛を受けた被告に対し、謝罪の言葉を申し上げる」とした上で、「この判決が被告の名誉回復に役立つことを願っている」と述べた。

判決理由については「被告の陳述は違法な逮捕・監禁状態において過酷な行為により得られたものであり、証拠能力はない。また小児まひの障害を持つ被告の身体状態、犯行現場の客観的状況、被害者の解剖鑑定書などが他の証拠と矛盾し、客観的かつ合理性がない。一方で(真犯人の)イ・チュンジェ被告の陳述はその内容が非常に具体的かつ合理的で、客観的な証拠と合致しており、信ぴょう性が高いと判断できる」と説明した。

裁判長の「被告人は無罪」との言葉を聞いたユンさんは、弁護士や傍聴客らと手をたたいて喜んだという。

ユンさんは20年服役し2009年に仮釈放された。イ・チュンジェ被告の犯行自白後の昨年11月に裁判所に対し再審を請求し、裁判所は今年1月に再審開始の決定を下していた。今回の無罪判決により、19年6カ月間服役したユンさんは、17億6000万ウォン程度(約1億6600万円)の刑事補償金を受け取ることができるとみられている。

これを受け、韓国のネット上では「本当にお疲れさまでした」「どうかこれからは幸せな人生になりますように」とユンさんをねぎらう声や、「当時の関係者や責任者を処罰すべき」「20年も服役していたのだから、100億ウォンあげても足りないくらい。謝罪の言葉だけじゃなくしっかり補償して」と当時の関係者への処罰を求める声が多く上がっている。

また、つい先日に女児性的暴行犯のチョ・ドゥスン元受刑者が懲役12年の服役生活を経て出所したことから「ユンさんの方が長い服役生活を送ったってこと?」「チョ・ドゥスン12年と冤罪の20年…。おかしい国だ」などの声も見られた。(翻訳・編集/松村)

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