中国はすでに負けていた!日中レアアース戦争の真実―中国紙

Record China    2014年4月6日(日) 5時51分

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4日、中国WTO研究院院長はこのほど、日中レアアース戦争で中国は最初から負けていたと指摘した。輸出規制を認められるための手続きに明らかな瑕疵があったという。写真はWTO加盟時に発行された中国の記念切手。

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2014年4月4日、重慶青年報によると、中国WTO研究院院長はこのほど、日中レアアース戦争で中国は最初から負けていたと指摘した。

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2012年3月、日本経産省は中国のレアアース、タングステン、モリブデンの輸出制限が世界貿易機関(WTO)ルール違反だとして、米国、欧州連合(EU)とともに提訴した。「提訴の時点で中国の敗北は必至だった。なぜなら違反は事実だからだ」と対外経貿大学中国WTO研究院の張漢林(ジャン・ハンリン)院長は語った。

ポイントは2点。第一に中国の輸出規制関連法がWTOルールGATT第20条(g)項「有限天然資源の保存に関する措置。ただし、この措置が国内の生産又は消費に対する制限と関連して実施される場合に限る」に合致しているか。第二には中国の輸出関税は例外と認められるかだった。

第一の件に関しては、中国はレアアースが枯渇の恐れがある資源だと主張していたが、国内での生産及び消費を規制していると証明ができなかった。第二の件については、例外と認められるためには影響を受ける関連国と事前交渉の必要があったが、その段取りを踏んでいない。二点とも中国の瑕疵(かし)は明らかだという。

経済学者の郎咸平(ラン・シエンピン)氏は2012年3月、「中国はWTO加盟後、ルール違反で26回提訴され、全敗している。われわれの専門家、官僚のWTOルールに対する無知には驚くばかりだ。敗訴した後は民族感情をあおるような声明を発表し、官僚の失敗を隠しているが、問題の根源は中国官僚と専門家の無知にある」と厳しく指摘している。(翻訳・編集/KT)

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