中国の産業用ファイバーレーザーが国際標準に―中国メディア

人民網日本語版    2020年12月15日(火) 6時20分

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国際電気電子学会は10日、「産業用ファイバーレーザーパラメータ要求と試験方法」と呼ばれる標準が、正式に同品目の国際標準になったと発表した。写真は武漢鋭科激光。

国際電気電子学会(IEEE)は10日、「産業用ファイバーレーザーパラメータ要求と試験方法」と呼ばれる標準が、正式に同品目の国際標準になったと発表した。これは中国レーザー製品の初めての国際標準となる。科技日報が伝えた。

レーザー装置はレーザー設備の「心臓」だ。ファイバーレーザーは現在、市場シェアが最大の産業用レーザーで、市場の主流製品になっている。中国のファイバーレーザーの市場規模は10年前の10億元(約160億円)弱から100億元(約1600億円)近くに拡大した。2007年まで、中国のファイバーレーザーは完全に輸入に依存していたが、その後徐々に国産化され海外に輸出されるようになった。

武漢鋭科激光が5年前筆頭となり、華工激光などと共同で中国初のファイバーレーザー業界標準を起草した。鋭科激光のチーフエンジニアである閻大鵬氏は、中国が初めてレーザー製品の国際標準を定めたことは、国産ファイバーレーザーの製造水準を示したと見ている。

この標準は国家レーザー加工産業技術革新戦略連盟、湖北省標準化・品質研究院が打ち出した。2018年にIEEEがプロジェクトを立ち上げた。その後IEEEのフローを遵守し、2年間の取り組みにより正式に国際社会が認める主流標準になった。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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