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2007年6月5日、先にマグニチュード6.4の地震が発生した雲南省寧アールハニ族イ族自治県に、今度は大雨が襲った。余震からも雨からも逃げる先がない村民たちだ。
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2007年6月5日、先にマグニチュード6.4の地震が発生した雲南省寧アールハニ族イ族自治県に、今度は大雨が襲った。被害が最も大きかった太達村の様子を取材するため、まだ余震が続く中、カメラマンが現地に入った。がれきの山と化したこの村の人々は、かろうじて残った自宅で雨漏りに耐えているか、簡易テントの下で雨が止むのを待つしかない。また、テント内に雨水が溜まるので、せっせとくみ出し続ける。
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震源地に近く被害が大きかった太達小学校は壁も屋根も崩れ落ち、全く原形をとどめていなかった。教員と児童合わせて360人のうち76人が校内の宿舎で生活していたという。地震が起きた日は日曜で寮生たちが帰宅していたことが不幸中の幸い、落ちた屋根が完全にベッドを押しつぶしていた。***
この日、現場視察に訪れた浙江省の商業団体一行は、惨状を目の当たりにし、がれきの山と化した同小学校の建て替えを支援するため50万元(約750円)を寄付することを決めた。
同地区では今も余震が続いている。さらに大雨で地盤が緩み、落石が道路をふさいでいるところもあった。今後は土砂崩れの危険性もあるとして注意を呼びかけていた。(翻訳・編集/WF)
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