ソウル市が導入したコロナ患者の「コンテナ病棟」は問題だらけ=指摘に韓国ネットは反論「現状では最善」

Record China    2020年12月15日(火) 7時20分

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11日、韓国・朝鮮日報は、ソウル市が新型コロナウイルス感染者の病床を確保するため導入した「コンテナ病棟」について「感染拡散防止策がなされておらず、コンテナ内感染の懸念がある」と指摘した。資料写真。

2020年12月11日、韓国朝鮮日報は、ソウル市が新型コロナウイルス感染症患者の病床を確保するために導入した「コンテナ病棟」について、「感染拡散防止策がなされておらず、コンテナ内での感染の懸念がある」と指摘した。

ソウル市は7日、市内の病院内の空きスペースに16の臨時コンテナ病棟を設置する工事に着手した。20日までに、市内に同様のコンテナ病棟を150棟設置する計画だという。

同紙は感染症専門家と共に、保健福祉部の「医療機関建築設計ガイドライン」に基づき、このコンテナ病棟の検証を行ったと伝えている。それによると、コンテナは内部に三つの個室があるが、各個室の面積は3.3平方メートルほど。一方、ガイドラインでは、患者から医療スタッフへの感染を防ぐために最小限必要な広さを15平方メートルとしている。専門家は、このコンテナ病棟の個室は「医療スタッフの安全を保証することが難しい面積」だと指摘している。病棟の出入り口も、ガイドラインは「幅1.2メートル、センサー式自動ドア」としているが、コンテナ病棟は0.9メートルほどしかない手動ドアだという。

また、コンテナ病棟は個室内にトイレがなく、病棟内の共用トイレを使用することになっている。専門家は「完治した患者が再感染する恐れもある」と、感染リスクの高さを指摘しているが、ソウル市は「動線が重ならないようにすればいい」との立場だという。

今年3月には、ウズベキスタンで病床2万以上のコンテナ病棟が設置されたものの、集団感染が発生した実例がある。当時、コロナ諮問団として現場にいた専門家は「コンテナ病棟では医療スタッフの他にも食事などを運ぶスタッフなどが出入りし、ウイルスの媒介となりうる」と指摘しているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「お金も時間も余裕があれば、ホテルのような病室を作ることもできる。今の状況、時間、経費などを考慮した上での最善は何か。それを考えてから批判すべきだ」「病床がなくて死ぬより、少しでも早く、多少は条件が悪くても病床を用意する方がずっといい」「今は緊急の状況だよ。ケチばかり付けている時じゃない」「政府の努力を批判ばかりせず、応援すべきだ」「朝鮮日報が病棟を建てて寄贈すればいい」「社屋を病室に提供しなよ」「徹底的に気を付けて生活すれば感染を避けられるのに、いまだに不注意で感染してるような人たちはコンテナに閉じ込めても別にいいんじゃないの」など、記事への反論が多数寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

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