「環球時報」編集長が香港で講演、「官製メディアではない」「香港の上に中央政府がある」に抗議殺到―香港

Record China    2014年4月3日(木) 11時25分

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1日、新華網によると、中国メディア・環球時報の編集長が3月31日、香港中文大学で講演を行った際に、居合わせた弁護士や大学教授らが抗議する一幕があった。写真は講演会場。

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2014年4月1日、新華網によると、中国共産党機関紙・人民日報傘下の環球時報編集長、胡錫進(ホー・シージン)氏が3月31日、香港中文大学で講演を行った際に、居合わせた弁護士や大学教授らが抗議する一幕があった。

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香港紙・大公報によると、胡編集長は講演で「環球時報は官製メディアではない。商業化された大衆的な新聞であり、中国本土の一般市民の考えを代表している」と話し、「国内メディアや香港は発展の際に現実を考慮すべきだ」と指摘。また、「環球時報には政府と市場という2つの主人がいる」と話し、香港について「香港の民主性は保たれるべきだが、安定が重要だ。上には中央政府と『香港基本法』があることを忘れてはならない」と述べ、注意を促した。

会場では警備員が警戒に当たっていたが、権利保護を主張する弁護士が抗議の声を上げた。さらに中文大学の周保松(ジョウ・バオソン)教授が「胡編集長の見解に賛同しない人は挙手してほしい」と会場の聴衆に問い掛けると、半数余りの人が手を挙げた。教授は靴を脱いで会場を去り、不満を表した。

その後、胡編集長のミニブログ・微博(ウェイボー)には「3分の1ほどの人しか挙手しなかった」と書き込まれた。(翻訳・編集/岡田)

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