墜落した中国の戦闘機パイロットに勲章、一体どんな手柄が?―米華字メディア

Record China    2020年12月10日(木) 23時40分

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米華字メディアの多維新聞は9日、ミスのない操縦で被害を最小限に食い止めた中国空軍のパイロットに一等功労勲章が授与されたことを報じた。

米華字メディアの多維新聞は9日、ミスのない操縦で被害を最小限に食い止めた中国空軍のパイロットに一等功労勲章が授与されたことを報じた。

記事によると、表彰されたのは南部戦区の王建東(ワン・ジエンドン)氏。今年9月の訓練に参加した王氏はバードストライクでエンジンが完全に止まった戦闘機J-10(殲10)を冷静に操り、22の操作をミスなくこなした。住宅地を避けるため37秒間に3回針路を変え、高度75.9メートルで脱出。機体は墜落したが「損失を最低限に抑え、市民の安全を最大限守った」と評されており、軍事専門家の王明亮(ワン・ミンリアン)氏は「今回の完璧な状況処理は優れた技術と冷静沈着なパイロット、高性能な機体という要素があったからこそだ」との考えを示した。

記事は、「パイロットによる処理全体から見ると、J-10の全体としての性能は確かに比較的良く、各段階でトラブルが起きても操縦を続けることができた。エンジン停止の後も一定の滑空時間が得られている」と王明亮氏が指摘したことを伝えるほか、過去にもバードストライクに見舞われたJ-10のパイロットが厳しい条件が重なる中で機体を無事着陸させたケースがあることを紹介した。(翻訳・編集/野谷

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