マスクせずパーティー、韓国で米軍兵士の行動に批判高まる―韓国メディア

Record China    2020年12月10日(木) 11時0分

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9日、環球網は新型コロナウイルス感染症が拡散の様子を見せている韓国の在韓米軍基地で、参加者たちがマスクを着用せずにダンスパーティーを開いていた事を伝えた。

2020年12月9日、中国メディアの環球網はMBCテレビなどの韓国メディアの報道を引用し、韓国で新型コロナウイルス感染症が拡散の様子を見せている中、在韓米軍基地内で参加者たちがマスクを着用せずにダンスパーティーを開いていたことを伝えた。

記事によると、12月4日に京畿道(キョンギド)平沢(ピョンテク)市にある在韓米軍のハンフリーズ基地内の食堂で、同基地のサルサ同好会のダンスパーティーが開催された。パーティーの参加者がSNSにアップした写真や動画には、会場内で密集状態になっており、参加者のほとんどがマスクをきちんと着用していなかったり、未着用のまま踊ったり、抱き合ったりしてパーティーを楽しむ姿が映っていた。在韓米軍広報室が発表した文書によると、ほかに烏山(オサン)空軍基地でも同様のイベントが開催されたという。

記事によると、参加者のこのような姿は韓国政府の新型コロナ対策の指針に違反しているだけでなく、在韓米軍内の防疫規定にも違反しており、韓国メディアから「『治外法権の地』が韓国の防疫体制に穴を開けることになる」と批判を受けている。韓国外交部は、在韓米軍地位協定(SOFA)チャンネルを通じて、在韓米軍側に防疫指針を順守するよう要請したが、米軍基地は治外法権地域のため、韓国政府の指針を強制することはできないという。これに対し在韓米軍は、イベント会場となった2つの施設を閉鎖し、防疫措置を徹底すると伝えたという。

記事が引用した韓国の中央防疫対策本部の発表によると、12月8日から9日の間に新型コロナウイルス感染者数は686人増え、累計3万9432人になった。1日当たりの新規感染者数が新型コロナウイルスの第1波のピークだった2月末以降最多になり、過去2番目に多いという。このため、韓国政府は感染状況が「大流行」段階に入り、全国に広がる恐れがあると判断し、防疫対策「社会的距離の確保」のレベルを、従来の第2段階から「部分的な都市封鎖(ロックダウン)」に相当する第2.5段階へ引き上げる方針を発表した。第2.5段階は全5段階のうち、上から2番目に当たり、8日から28日まで3週間実施される。カラオケ店、屋内スポーツ施設などが休業となり、スーパーマーケットや百貨店、映画館、ネットカフェなどは午後9時以降の営業が禁止され、50人以上の集会も禁じられるという。(翻訳・編集/原邦之

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