中国広東省仏山市でこのほど、幼稚園の昼寝の時間になかなか寝付かない園児の両肩を両足で押さえつけたとして、女性教諭が公安（警察）機関に行政拘留（行政処罰としての身柄拘束）された。園内の防犯カメラには、教諭が園児を押さえつけながら約3分間スマートフォンを操作する様子などが映っていたという。

新京報など中国の複数のメディアの報道によると、仏山110に今月4日、南海区丹竃鎮にある幼稚園の女性教諭が昼寝の時間に両足で女児を押さえつけたとする保護者からの通報があった。

丹竃鎮教育弁公室の7日の発表によると、11月26日の昼寝の時間に女性教諭がベッドに横になっていた女児の両肩を両足で押さえつけた。教諭は「園児を早く寝かせるため」と話していて、園児にけがはないという。教諭は公安機関に行政拘留された。

丹竃鎮教育弁公室は、幼稚園の法定代表者と園長を呼び出して指導を行うとともに、関連規定に基づいて教諭を解雇処分とするよう命じた。当局が調停に入り、幼稚園と保護者の間では6日に解決したという。（翻訳・編集/柳川）