清掃会社「差し出すのが遅すぎ」、拾得した遺失物を差し出したスタッフに罰金処分―中国

Record China    2020年12月8日(火) 23時40分

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中国でこのほど、鉄道車両の清掃スタッフが拾った落とし物を所属する清掃会社に差し出したにもかかわらず、「差し出すのが遅すぎた」として罰金を科されるということがあったという。

中国のニュースサイトの中国網は7日、湖南省長沙市でこのほど、鉄道車両の清掃スタッフが拾った落とし物を所属する清掃会社に差し出したにもかかわらず、「差し出すのが遅すぎた」として罰金を科されるということがあったと伝えている。

記事によると、清掃スタッフの女性は、車両の清掃中にダイヤモンドの指輪を発見した。女性は、清掃時間が十数分と限られていることから、清掃終了後に会社に差し出すことにした。清掃終了後にトイレに立ち寄った際、上司から電話で「ダイヤモンドの指輪を拾わなかったか」と聞かれたため、「拾った」と答えて、その後、差し出した。

清掃会社は速やかに差し出さなかったとして、女性に500元(約8000円)の罰金を科した。女性は「やましい考えなどは一切なかったし、警察官も速やかに差し出したことを認めてくれたのに、会社は理解してくれない」とし、処分は受け入れられないとしている。

清掃会社は「差し出すのが遅すぎたし、会社の規定では拾得物は車両から持ち出してはならないことになっている」としているが、女性によると「業務中の拾得物は速やかに車両長に差し出さなければならず、車両から持ち出してもならない。違反した場合は減給1カ月ならびに解雇とする」などとした承諾書はこの問題が起きてから2日後に交わしたものだという。

記事は「この事件はネット上で議論になっている」とし、清掃会社の対応に批判的な声が多いと伝えている。(翻訳・編集/柳川)

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