中国女子サッカーで「極めて珍しい一幕」、髪の毛が原因で負ける―中国メディア

Record China    2020年12月7日(月) 19時20分

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中国福建省の大学女子サッカーリーグの試合で、頭髪が原因で出場できない選手が相次いだ。

中国福建省の大学女子サッカーリーグの試合で、頭髪が原因で出場できない選手が相次いだ。頭条新聞が7日付の記事で「極めて珍しい一幕だ」と伝えた。

報道によると、同省の女子サッカーリーグ第1戦、集美大学と福州大学の試合で、両チームの選手に出場禁止が相次いだ。理由は、髪の毛を染めたり、パーマを当てたりしていた選手が大半だったこと。同リーグではこれが「違反」と規定されていた。

サッカーの試合は最低7人が必要であるため、両チームはなんとか7人の「黒髪選手」をかき集めて試合をスタートさせたが、途中で集美大学側が「福州大学の選手の一人は頭髪が十分に黒くない」と主張。審判がこれを確認して当該選手に退場を命じたため、その場で福州大学の負けとなったという。

福建省の大学サッカーリーグにおける選手の身だしなみは、同省の教育庁と同じ規定を用いているといい、選手にパーマや染髪、タトゥーなどを禁止している。ただ、「組織委員会の前日の頭髪検査では出場可と言われたが、当日の試合前に突然、出場不可と言われた」とも報じられており、運営に問題があった可能性も指摘されている。

これについて、中国のネットユーザーからは「1900年代かよ」「イランのニュースかと思った」「サッカーと髪の毛に何の関係が?」「地毛が茶色だったらどうする?」「髪が黒くないとサッカーに影響するのか?」といった批判の声のほか、「中国サッカー協会は、中国代表が弱いのは髪の毛の色や形、タトゥーのせいだと思っているのだろう」と揶揄(やゆ)する声が上がった。

一方で、「間違ってない。実力は大したことないのに見た目ばかり気にする選手が多すぎるから」と理解を示す声や、「FIFA(国際サッカー連盟)が採用してくれたらいいのに(※中国にとって有利に働くため)」と冗談めかす声も寄せられている。

サッカーをめぐっては、過去に遼寧省がアルゼンチンにサッカー留学させる若手選手について、「身長180センチ以上」という独特の選抜基準を設けたことが報じられ、物議を醸した。この時は、ペレやマラドーナ、メッシなどのほか、アジアのトップレベルである日本代表選手の大半も180センチに届かないとして、批判の声が多数寄せられていた。(翻訳・編集/北田

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