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2007年6月4日、農業部の発表によると、中国国内で豚繁殖・呼吸障害症候群が多発しており、1月から5月までの5か月間に4万5000頭が発病、うち1万8000頭が死亡した。
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2007年6月4日、農業部の発表によると、中国国内で豚繁殖・呼吸障害症候群が多発しており、1月から5月までの5か月間に発病したのは4万5000頭、うち死亡数は1万8000頭に上った。昨年の夏から秋の高温多湿期に多発した豚の死因が同症候群のウイルスによるものだったことがわかっており、同部は夏に向かうこの時期、感染への警戒を強め、ワクチン投与や衛生管理を徹底するよう指導を始めた。
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感染が見つかった場合、速やかに出荷転売を中止するとともに、感染した豚の無害化処理を徹底して行うことを義務付けている。またワクチンメーカー12社に対し、安全で効果的な新ワクチンを至急開発するよう求めている。ワクチンの検査承認機関に対しても、製造現場に人員を派遣し迅速な製品化に協力するよう要請した。***
先月来、豚肉の価格が高騰しているが、このウイルス蔓延による出荷量の減少が主な原因となっている。(翻訳・編集/WF)