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米中のレアアースめぐる争い、新たな段階に突入か―米メディア

配信日時:2020年12月5日(土) 8時20分
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米ボイス・オブ・アメリカの中国語版サイトは3日、レアアース(希土類)に関連し、「米国と中国のレアアースをめぐる競争は新たな段階に突入か」とする記事を掲載した。資料写真。

米ボイス・オブ・アメリカの中国語版サイトは3日、軍用品や電子部品などのハイテク製品に使われるレアアース(希土類)に関連し、「米国と中国のレアアースをめぐる競争は新たな段階に突入か」とする記事を掲載した。

記事はまず、「米国がレアアースのサプライチェーンを支配していた時代に、カリフォルニア州にあるマウンテンパス鉱山だけでも世界のレアアース需要の半分以上を満たしていた。かつて世界最大のレアアース鉱山であったマウンテンパスは今では光を失っている。米国にはそれを加工する能力がないため、この鉱山から毎年採掘された鉱石は中国に運ばれて精製・加工された後、米国に売り戻される」とした。

そして、中国への依存を終わらせて加工能力を復活させるため、米国は最近(11月17日)、レアアース施設の建設資金として3社に約1300万ドル(約13兆5800億円)の割当を発表したこと、また昨年末には米国防総省がレアアースの備蓄を計画していることが米政府文書で明らかになったことなどを紹介した。

また、「米国は、日本やオーストラリア、その他の国々と協力して、中国から独立したレアースのサプライチェーンを再構築している」とし、米国防総省が7月、豪レアアース大手ライナスに資金提供し、同社と米ブルーライン社によるテキサス州でのレアアース分離精製施設の建設を支援することを取り上げた。

一方で、中国に依存しないレアアースのサプライチェーンのゼロからの構築は極めて困難な任務だとする見方があるとし、レアアースの加工処理において排出される有毒物質が深刻な汚染を引き起こす可能性があると紹介。米国の元情報機関職員協会(AFIO)関係者の話として、「われわれは採掘はできるが、加工はできない。いくつかの問題があるためで、そのうちの一つが有毒廃棄物だ。われわれは環境団体や政府機関からの抵抗を克服しなければならない。現在の承認プロセスによると、新しい鉱山での採掘および加工の許可を取得するのに7~10年必要だ」と伝えている。(翻訳・編集/柳川)

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