豪州人キャスターが中国に謝罪「豪州国籍を捨てることを真剣に考えた」

Record China    2020年12月2日(水) 16時20分

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1日、観察者網は、中国外交部報道官がネットに投稿したオーストラリア兵士の画像に同国首相が削除と謝罪を要求した問題で、中国の番組でキャスターを務めるオーストラリア人が謝罪したと報じた。

2020年12月1日、観察者網は、中国外交部報道官がネットに投稿したオーストラリア兵士の画像に同国首相が削除と謝罪を要求した問題で、中国の番組でキャスターを務めるオーストラリア人が謝罪したと報じた。

記事は、11月30日午前に同部の趙立堅(ジャオ・リージエン)報道官がTwitter上に、かつてオーストラリア軍がアフガニスタンで行った暴力行為を非難する「風刺漫画」を掲載したと紹介。この「風刺漫画」について、オーストラリアのモリソン首相が「フェイク写真」だとして中国側に削除と謝罪を要求する事態となり、その後、趙氏が当該ツイートをタイムラインの最上部に固定して「応戦」したことを伝えた。

その上で、中国で長年の生活経験を持ち、広東省のテレビ局でキャスターを務めているHazza氏が同日、趙報道官の別の書き込みにコメントする形で「尊敬する趙立堅さん、今日はオーストラリア人として非常に慚愧に耐えません。本当に申し訳ありません。この10年間、中豪関係の促進に努力してきましたが、今日初めて私はオーストラリア国籍を捨てようかと真剣に考えました。10年前に離れたオーストラリアと今のオーストラリアはまるで違います。私はもう帰りたくなくなりました」と謝罪したこと紹介している。

また、Hazza氏がこれに先立ってモリソン首相のアカウントに対して「一つのツイートだけで謝罪を要求するあなたは、はっきり言ってクレイジーだ。逆に、オーストラリアによる中国への誹謗(ひぼう)を謝りなさい。本当に、理性を失ってしまったのではないか」と批判コメントも残していたことを伝えた。

記事は、Hazza氏による謝罪コメントに対して、多くの中国のネットユーザーから「これはあなたの過ちではない。反省すべきは無恥な政治家たちだ」とのフォローが寄せられたとしている。(翻訳・編集/川尻

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