中国に突如現れた素朴イケメン、母親が変化を語る「正直言って…」―中国ネット

Record China    2020年12月3日(木) 12時20分

拡大

2日、SNSで人気に火がついたチベット族の丁真さんが就職したニュースが中国版ツイッター・微博で注目を集めている。

丁真(ディン・ジェン)さんは2000年生まれのチベット族の少年で、現在は四川省カンゼ・チベット族自治州理塘県で暮らしている。伝統衣装を身にまとい、アイドルのような澄んだ瞳とさわやかな笑顔の丁さんが、馬を自由自在に操り大地を駆ける10秒ほどの動画がSNSにアップされたことがきっかけで、一夜のうちに爆発的人気となった。丁さんの今後の進路などについてさまざまな情報が流れたが、丁さんのSNS投稿などにより、地元の国有企業が丁さんを観光大使に抜てきしたことが明らかになった。

人民網などの中国メディアの報道によると、丁さんの人気に火がついて以降、故郷の理塘県に多くのネットユーザーが注目しているという。統計によると、「理塘」への注目度は11月20日から急上昇し、11月最後の一週間の「理塘」の検索回数が620%増と激増し、国慶節(建国記念日、10月1日)の連休時より4倍多い数字となっている。また、日本のテレビ朝日のニュースでは、丁さんの人気により「四川省に向かう航空便の利用者が2割増える社会現象となった」と伝えている。

CCTVのニュース動画で丁さんは「なぜ人気なったのかは分からないけど、注目してもらえたことで、故郷のPRの仕事がたくさんできるのでうれしい」と述べ、今後は「まずは勉強。会社が手配してくれる仕事一つ一つをきちんとこなしたい。乗馬のチャンピオンにもなりたい」と語った。

丁さんの母親はマスコミの取材に対し、「人気者になる前の息子の仕事は、主に放牧した馬や牛の世話でした。息子が国有企業に雇われて、正直言って収入がとても安定しました。今後も息子には故郷に貢献してほしい」と答えたという。

ネットユーザーからは、「お母さんも息子も純朴な一家だ」「前向きで良い」「三観(世界観・価値観・人生観)がゆがんでいない」「応援するよ」「ご家族にまで取材しなくても」「丁真は故郷の経済に貢献している」「勉強しても国有企業に入るのは大変なのに、こういう方法で就職できるのか」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/原邦之

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携