2014年3月27日、第8回アジアン・フィルム・アワードで、中国のチャン・ツィイー（章子怡）が主演女優賞を受賞。マレーシア航空370便の事故で犠牲になった映画スタッフに哀悼の意を表した。新浪網が伝えた。

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アジア映画を対象にした第8回アジアン・フィルム・アワードの授賞式がマカオで行われた。8回目の今年は13カ国・地域から26作品がノミネート。今回最多の11部門ノミネートで注目されたウォン・カーウァイ（王家衛）監督の「グランド・マスター」が、作品賞や監督賞など7部門で受賞。同作でヒロインを演じたチャン・ツィイーも主演女優賞を獲得した。

今月8日に消息を絶ち、その行方が世界中から注目されたマレーシア航空370便がこのほど、インド洋南部に墜落したと報じられた。同便には「グランド・マスター」で武術指導を務めた中国人映画スタッフ、鞠坤（ジュー・クン）さんも搭乗していた。

受賞に当たってツィイーは、一緒に映画を作り上げた鞠坤さんに対して哀悼の意を表し、涙を浮かべて語っている。「（墜落のニュースを受けて）彼には永遠のさよならを言うしかなくなった。ただ、1日も早く真相が明るみになり、犠牲者の皆さんの家族にきちんとした対応がなされてほしい」と話していた。（翻訳・編集/Mathilda）