「バナナにSARSウイルス」、デマで価格が大暴落―広東省

Record China    2007年6月5日(火) 15時11分

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2007年6月4日、「バナナにSARSウイルスが含まれている」などといったデマの影響を受け、広東省湛江市の卸売市場ではバナナの取引価格が1kg当たり0.06元(0.9円)にまで大暴落し、同期の過去最安値を更新した。

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2007年6月4日、広東省湛江市徐聞県のバナナ卸売市場でバナナの取引価格が1kg当たり0.06元(0.9円)にまで大暴落し、同期の過去最安値を更新した。

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中国では今年3月ごろ、「バナナのがん」と言われる植物病「パナマ病」が発生し、多くの消費者がバナナに発がん性物質があると誤解した。そのためバナナの取引価格は例年同期の平均価格1kg当たり2.4元(36円)を大きく下回り、1.2元(18円)ほどにまで暴落した。***

4月末ごろから「バナナにSARSウイルスに似たものが含まれている」とのデマメールが出回り、バナナの需要は再び大幅に落ち込んだ。パイナップル、リュウガン(龍眼)、ライチなどの熱帯フルーツが市場に出回り始めたことも影響し、徐聞県のバナナ価格の大暴落につながった。

徐聞県は中国バナナの主要生産地のひとつで、昨年下半期のバナナ栽培面積は1万7334ヘクタール。1ヘクタール当たりの平均生産量は6.6〜7.5tに上る。徐聞県のバナナ卸売市場には買い手がつかずに残った大量のバナナが積み上げられていた。(翻訳・編集/藤野)

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