<レアアース>WTOが中国のルール違反認定、輸出規制撤廃を勧告―米メディア

Record China    2014年3月27日(木) 10時42分

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26日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語版サイトは記事「WTO:米中レアアース紛争で中国が敗訴」を掲載した。USTRのマイケル・フロマン通商代表は「重大な勝利」とコメントした。写真は中国のレアアース加工工場。

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2014年3月26日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語版サイトは記事「WTO:米中レアアース紛争で中国が敗訴」を掲載した。

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世界貿易機関(WTO)は26日、中国によるレアアース17品目、レアメタル2品目の輸出規制に関する第一審報告書を発表した。提訴した日本、米国、欧州連合(EU)の主張を全面的に認めるもので、輸出量規制や輸出税をWTOルール違反と認定した。

中国は環境や資源保護に必要な規制だと主張してきたが、報告書は国内産業の恣意的な優遇にあたると認定。環境保護のためには中国国内生産を制限する代替措置を取るべきだと指摘した。中国には異議申し立ての権利がある。その場合、上級委員会での審議に移る。

米通商代表部(USTR)のマイケル・フロマン通商代表はメディア向けの電話会議で「米国にとっては重大な勝利」と発表。これまで米国メーカーのレアアース取得価格は中国企業の3倍に達していたと指摘し、今後も米国企業と労働者を保護するべく、貿易パートナーには国際貿易ルールの順守を求めていくとコメントした。(翻訳・編集/KT)



   

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