中国、ロケット発射前に験担ぎで「肉まん」を食べるワケは?―中国メディア

人民網日本語版    2020年11月26日(木) 20時0分

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「長征5号」の打ち上げ前に、宇宙事業関係者がある「儀式」に参加して、験を担いでいることはあまり知られていないかもしれない。

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24日午前4時30分、海南省の文昌宇宙発射場から、無人月面探査機・嫦娥5号を載せたキャリアロケット「長征5号」が発射され、打ち上げに成功した。中央テレビニュースが伝えた。

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「長征5号」の打ち上げ前に、宇宙事業関係者がある「儀式」に参加して、験を担いでいることはあまり知られていないかもしれない。

中国では年越しに餃子を食べる習慣がある。一方、宇宙事業関係者は、「必ず成功するように(中国語:包ニー成功)」という思いを込めて、「長征5号」の発射前に、「包子(肉まん)」を食べて、セレモニー感を味わった。発射前、海南文昌発射場の食堂のコックらは4000個以上の包子を作った。第一線で働いているスタッフ全員がこの「大成功」を願う思いが込められた「包子」を食べた。

あるスタッフは、「『良いことはセットで訪れる』という思いを込めて2個食べる人もいれば、『全てのことが順調に(六六大順)』という思いを込めて6個食べる人もいる。さらに、『十全十美(パーフェクト)』という思いを込めて、10個食べるというすごい人もいる」と話す。

「嫦娥5号」は、中国の宇宙事業において、最も複雑で、難度が高いプロジェクトとなっている。中国としては初めて月面軟着陸と月面サンプル採取・帰還の実現を目指す。

今回の「長征5号」発射は、多くの宇宙マニアたちが注目し、打ち上げられる感動の瞬間を自分の目で見ようと、海辺で夜を過ごした。砂浜にはたくさんのテントが並び、多くの人が海辺でロケットの発射を見学。「長征5号」が打ち上げられると、空全体が明るく輝き、砂浜では大きな歓声が上がった。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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