<G20サミット>習主席、コロナ後のグローバルガバナンスにおけるG20の役割で提言

CRI online    2020年11月23日(月) 9時15分

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中国の最高指導者である習近平氏は21日夜、オンライン形式で行われた主要20カ国・地域(G20)第15回サミットの第1段階会議に出席し、重要な演説を行いました。写真は上海浦東国際空港。

中国の最高指導者である習近平氏は21日夜、オンライン形式で行われた主要20カ国・地域(G20)第15回サミットの第1段階会議に出席し、重要な演説を行いました。G20がポストコロナのグローバルガバナンスでより大きな役割を発揮することについて、習氏は次の4点に注力すべきと提言しました。

まずは、世界的な防疫ファイアウォールを構築すること。習氏はこの中でワクチンにシフトをおいて、「中国はワクチンを各国の人々が利用できる公共財とするコミットメントを履行し、発展途上国に支援と協力をしていく」と述べました。

次に、世界経済の流れをスムーズにすること。習氏は、「感染症の予防・抑制をしっかり行う前提の下で、グローバル産業チェーン、サプライチェーンの安全でスムーズな運営を回復し、ファストトラックを設けて人の秩序ある往来を便利にすべきだ。中国側は、PCR検査の結果に基づき、国際的に通用するQRコード形式の健康コードの国際相互承認メカニズムの構築を提案しており、より多くの国の参加に期待している」と述べました。

さらに、デジタル経済による牽引的役割を生かすこと。習氏は「感染症は、新技術、新業態、新プラットフォームの勃興を呼び起こし、『非接触経済』を全面的にスピードアップさせ、経済の発展に新たな道を切り開いた」と指摘し、「各国の科学技術企業に公平な競争環境を作るべきだ」と強調しました。

最後に、より包摂的な発展を実現すること。習氏は、「我々は困難を克服し、G20債務返済猶予イニシアティブを全面的に実行し、その総額は13億ドルを超えた。同イニシアティブの期限延長決定を支持し、引き続き各方面とともに全力で実行していく。G20はまた、コロナ禍が女性と食糧安全保障に与えた影響の緩和に更なる力を尽くす必要がある」と指摘しました。

新型コロナウイルスの感染拡大は重大な挑戦で、グローバルガバナンスの短所を浮き彫りにしました。これについて、習主席は21日夜の演説で、「G20はポストコロナ時代の国際秩序とグローバルガバナンスにおいてより大きなリーダーシップを発揮すべきだ。国連を中心とした国際システムを強化し、経済グローバル化のガバナンス構造を改善し、デジタル経済の健全な発展を推し進め、グローバルな課題への対応能力を向上させるべきだ」と述べました。

さらに、「現在、最も差し迫った任務は世界の公衆衛生システムを強化し、新型コロナウイルスとその他の感染症を予防・抑制することだ。と同時に、生態環境分野の国際協力を強化し、地球という人類共同の故郷を守らなければならない」と語りました。(提供/CRI

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