「便秘だったらどうする?」=15分で出ないと自動的に通報される中国のスマートトイレが物議

Record China    2020年11月22日(日) 9時30分

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19日、中国メディアの観察者網によると、15分以上滞在すると自動的に管理者に通報される「スマート公衆トイレ」について、中国のネット上で議論が起きている。

2020年11月19日、中国メディアの観察者網によると、15分以上滞在すると自動的に管理者に通報される「スマート公衆トイレ」について、中国のネット上で議論が起きている。

記事によると、上海市閔行区にある公園内に警報機能付きトイレが出現した。このトイレは緊急時に手動で管理者に通報できるほか、使用時間が15分を超えた時に自動で通報を行う機能も備えているという。

この「15分間」という基準を巡り、ネットユーザーの間で議論が起きており、「こういう機能は利用者への配慮が感じられる心温まるものだ」との意見が出る一方で、「もし便秘で長時間閉じこもっていた場合はどうするのか」との声も出たほか、「機械的に時間を決めるのではなく、利用者が自分で時間を設定できるシステムにすべき」との提案も見られた。

このトイレの設置プロジェクト責任者は「特に高齢者の市民をはじめとする市民が安心安全にトイレを利用できるようにすることが目的。公衆トイレの多くは和式であり、高齢者は長時間しゃがむと足のしびれやめまいを起こしやすく危険なため、時間を区切った通報機能を付けた」と説明した。

また、仮に使用時間が15分を過ぎて通報されたとしても、警報音は近くの事務所で鳴るほか、通報で駆け付けた担当者に話をすれば、すぐに解除されるとし、「慌てる必要はない」とも話した。今回は試験的な設置であり、効果が良好であれば今後地域の広い範囲での導入を検討する見込みだという。(翻訳・編集/川尻

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