中国メディアの澎湃新聞などによると、四川省人民政府は17日、涼山イ族自治州の普格県、布拖県、金陽県、昭覚県、喜徳県、越西県、美姑県が「貧困県」から正式に外れることを許可したと宣言した。

涼山イ族自治州は「中国で最も貧しい」と称された地域の一つで、今回の宣言により地域全体が貧困脱却を果たしたことになった。また、同省には88の貧困県があったが、7県の貧困脱却でその数はゼロになったという。

省政府は16日付で出した通知で「7つの国家級貧困県は貧困県から外れる条件を満たしている」と指摘しており、澎湃新聞は農村部住民の平均可処分所得の明らかな増加や、公共サービス・インフラ整備のレベルアップ、持続的発展のメカニズムの基本的形成などが見られたことを紹介している。（翻訳・編集/野谷）