韓国の若い公務員の約9割が抱える「不満」とは?=ネット「朝鮮時代でもあるまいし」「誰でも同じ」

Record China    2020年11月22日(日) 8時0分

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17日、韓国・聯合ニュースは、20~30代の公務員の9割が抱えているというある「不満」について報じた。写真はソウルの地下鉄駅構内。

2020年11月17日、韓国・聯合ニュースは、20~30代の公務員の9割が抱えているというある「不満」について報じた。

記事が伝えているのは、韓国行政安全部(行安部)が今年8月13日から21日まで中央行政機関と地方自治体の公務員3006人を対象に行ったアンケート調査の結果。アンケートには1960~70年代生まれの「シニア公務員」1196人と、80~2000年代生まれの「ジュニア公務員」1810人が参加したという。

調査の結果、ジュニア公務員の89.2%が「固定観念と権威的な態度の上司がいる」と回答した。このような上司の中には、過去の経験だけを重視し世代別の違いを無視する「自分の時はこうだった型」(50.7%)と、上司への命令服従を強要する「軍隊調教型」(23.9%)が多く選ばれた。

また、一番嫌いな上司のタイプは、本業とは関係のない個人的なことを頼む「オーナー型」(32.0%)で、後には「軍隊調教型」(28.2%)、「自分の時はこうだった型」(24.7%)が続いた。

一方でシニア公務員は、「自分は嫌な上司だと思うか」という質問に対し39.8%が「そうではない」と回答。「そうだ」は15.7%、「普通だ」は44.5%だったという。

これを受け、韓国のネット上では「腐った公職社会。朝鮮時代でもあるまいし、どんだけ権威的なの?」「そもそも公務員自体がそういう人たちの集まり」「上司が自分のやってることに気付いていないのが問題」などと指摘する声が上がっている。

一方で「確かなのは、誰でも年を取るということ。今の若者も10年後には中年になり嫌な上司になる」「逆に20~30代の間では、『自分は他人と違って特別だ』と考える嫌な人が増えている」「気に入らないから嫌な上司と考えるだけじゃない?」など反論の声も少なくない。

その他「どの組織であれ、嫌な上司がいるから組織の骨組みが保たれてる」「既存世代と新規世代、偏見を取り払って話し合うのはどう?大切なのはコミュニケーションだと思う」など、違いを肯定的に捉える意見も見られた。(翻訳・編集/松村)

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