2014年3月19日、ロイターによると、中国政府がエアバスの旅客機を少なくとも150機購入する商談を進めている。総額200億ドル（約2兆円）相当に上る。20日付で参考消息（電子版）が伝えた。

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この商談が成立すれば、欧州連合（EU）と中国の貿易関係改善に貢献するだけでなく、中国がさらに多くのエアバス機を購入することを条件に、中国に2カ所目のエアバス航空機組み立て工場を誘致できる可能性もある。1カ所目の工場は天津に設立され、エアバスの欧州以外で初となる組み立て工場となった。09年に稼働し、A320型機の組み立てを行っている。

また、中国政府とEU間の環境政策問題などが原因で凍結されていたA330型機27機の購入計画も前進する可能性がある。関係者によると、習近平（シ―・ジンピン）国家主席が今月下旬にフランスとドイツを訪問する期間中に最終的な結論が出される見通しだ。（翻訳・編集/HA）