オーストラリア元駐中国大使「対中関係悪化でわが国は貧しくなる」―中国メディア

Record China    2020年11月16日(月) 9時30分

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13日、海外網は、オーストラリアの元駐中国大使が「もし中国との関係が悪化したら、オーストラリアはさらに貧しくなる」との見解を示したと報じた。写真はオーストラリア国旗。

2020年11月13日、海外網は、オーストラリアの元駐中国大使が「もし中国との関係が悪化したら、オーストラリアはさらに貧しくなる」との見解を示したと報じた。

記事は、豪日刊紙オーストラリアンの12日付報道を引用。同国のジェフ・ラビー元駐中国大使が、同国政府に対して中国との協力が必要であり、より多くの和解的な言葉によって両国関係を修復することを試みる必要があると述べたことを伝えた。

報道によれば、同元大使は話の中で「わが国の対中商品輸出額が国内総生産(GDP)の10%を占めていることを、政府は忘れてはいけない」とした上で、豪州にとって非常に重要なことは強く活力に満ちた経済環境であり、仮に中国との関係を悪化させ続ければ「わが国は一層貧しく、安全でない国になる」との見方を示している。

また「中国は世界で最も高速に発展している主要経済国であり、生まれてこの方、中国のように急成長する国を見たことがない。それゆえ、中国との確固たる経済協力関係を確保することこそ、わが国の国益につながるのだ」と主張した。

同元大使は2007~11年に駐中国大使を務めており、現在は石炭会社の理事として活動する傍ら、同紙のコラムニストも担当しているという。記事は、同元大使がこのほど発表した著書内でも「外交の要点は、参加と対話の能力を保持することであり、『発言する声の大きさ』ではない。わが国は、自身に課された問題について、考えをめぐらせるべきだ」とし、日々悪化しているとされる対中関係について冷静に考え直す必要性を指摘したことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

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