中国最大のビッグデータ災害復旧センター、内モンゴルに設立―中国

人民網日本語版    2020年11月16日(月) 5時40分

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「内モンゴル政務クラウドビッグデータ災害復旧センター」プロジェクトが11日午前、「草原雲谷」と呼ばれるウランチャブ市集寧区で完成し、稼働開始した。資料写真。

「内モンゴル政務クラウドビッグデータ災害復旧センター」プロジェクトが11日午前、「草原雲谷」と呼ばれるウランチャブ市集寧区で完成し、稼働開始した。これは現在、中国最大の独自ビッグデータ災害復旧センターで、長期的にはブルーレイ保存容量を4000PBに達する予定だ。「100年保存」という非常に長い保存時間を持ち、改ざんできず電磁放射に強いといった独特の優位性と先進性を持つ。科技日報が伝えた。

プロジェクトの建設を担当した内モンゴル中弘紫晶科技有限責任公司によると、そのシリーズの製品は媒体、設備からソフトウェアプラットフォームに至り完全に独自のものとなる。ブルーレイディスクを保存媒体とするサーバーOSと同様、独自の知的財産権を持つ。公文書レベルのブルーレイディスクには、摩損、湿気、腐食に抵抗できるなどの特徴があり、いずれも50年以上のデータ保存時間を保証でき、ビッグデータ時代の保存期限の要求に完全に合致する。ブルーレイディスクはWORM(書き込みは一回限りだが、読み取りは何度でもできる)の特徴を持つデータ固定技術で、データ・情報の改ざん、ウイルス侵入、ハッカー攻撃などを防止できる。ブルーレイディスク媒体は災害に強く、特殊な状況が発生してもディスクが読み取れる状態であればデータの安全と回復を保証できる。データセンターのサーバーは先進的な光磁気ハイブリッド記録システムを持ち、ランニングコストとエネルギーコストを大幅に下げられる。

同プロジェクトは42億元(約672億円)の投資を予定。うち1期プロジェクトは1億6000万元で、容量23PBのブルーレイ災害復旧保存センターと年間生産能力が200万枚のブルーレイディスク生産ライン1本を建設する。ビッグデータセンターの一部は11月に稼働開始し、ブルーレイディスク生産ラインは12月末に稼働開始する予定。国内最大の独自のビッグデータ災害復旧センターとして、長期的にはブルーレイ保存容量を4000PBとする。すでに国家安全制御計画に盛り込まれており、全国、国の部・委員会、各業界の企業にビッグデータ地域別・媒体別保存と災害復旧サービスを提供し、北京ビッグデータ保存の「西の拠点」を構築する。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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