「菅首相が文大統領より30分早くバイデン氏と電話会談」韓国で落胆の声、大統領府は「時間が立場反映」と反論

Record China    2020年11月12日(木) 14時20分

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12日、韓国・マネートゥデイは「菅義偉首相が文在寅大統領より30分早くバイデン次期大統領と電話会談を行った」と報じた。写真は菅首相(出典:内閣府 https://www.kantei.go.jp/)。

2020年11月12日、マネートゥデイなど複数の韓国メディアは「菅義偉首相が文在寅(ムン・ジェイン)大統領より30分早くバイデン米次期大統領と電話会談を行った」と報じた。

菅首相とバイデン氏の電話会談は同日午前8時30分ごろから約10分間行われた。菅首相はバイデン氏に祝いのメッセージを伝え、日米同盟の強化を確認した。また、拉致問題解決への協力も要請した。これに対しバイデン氏は「日米同盟の強化とインド太平洋地域の平和と安定のために協力していくことを楽しみにしている」と答えたという。

一方、韓国メディアによると、文大統領は同日午前9時ごろから約15分にわたってバイデン氏と電話会談を行った。文大統領は米韓同盟の重要性を強調し、朝鮮半島平和政策に対するバイデン氏の関心の高さと意志に感謝の意を伝えた。バイデン氏は新型コロナウイルス対策に関し「韓国と米国は同じ日に初の感染者が発生した」とした上で「韓国が立派な対応をしたことに敬意を表したい」と述べたという。

バイデン氏の当選決定後、主要国の外交当局はバイデン氏との電話会談問題をめぐって神経戦を繰り広げてきた。バイデン氏は9日のカナダを皮切りに電話外交をスタートさせ、11日に英国、フランス、ドイツの首脳らと電話会談を行った。欧州の次に東アジアの首脳との電話会談を選択したバイデン氏について、外交界では「中国との対立関係を意識している」と分析されているという。

韓国でも一部メディアが「日韓がバイデン氏との電話めぐり対決」「どちらが先に電話するか」などと報じ注目を集めていた。そのためネットユーザーからは「やっぱり経済力のある国が先か」「米国は昔から日本ファーストだよ」「当たり前だよね。日本の方が強力な同盟なんだから」など落胆する声が上がっている。

一方で「順番の何が大事なのか」「30分遅かったからといって気にする必要はない」「順番より内容が大事」「韓国メディアは日本コンプレックスが深刻」と冷静な声や、「日本は10分、韓国は15分だからおあいこだ」との声も見られた。

また、韓国大統領府は一部メディアの報道に対し「順序は重要でない」「午前9時という開始時間は韓国の立場が反映されたもの」と説明したという。(翻訳・編集/堂本

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