<マレーシア機不明>難航する捜索の裏でうごめく各国の「思惑」―米紙

Record China    2014年3月19日(水) 13時2分

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18日、消息が不明になったままのマレーシア航空370便の捜索活動をきっかけに各国間の不和が浮き彫りになっている。資料写真。

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2014年3月16日、米紙ワシントン・ポスト(ウェブサイト)によれば、8日から消息が不明になったままのマレーシア航空370便の捜索活動に各国が加わっているが、情報隠しの疑いや外交上の微妙な問題から、捜索が思うように進んでいないという。18日付で参考消息網が伝えた。

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中国はマレーシア当局の調査が不徹底だと非難している。ベトナムもマレーシアが重要なレーダー情報を隠しているとして、捜索活動を一時中断した。現在25カ国が捜索に加わっているが、問題はますます複雑になっている。

関係国の中では、中国から上がる批判の声が多い。中国外交部はマレーシアに捜索・調査により力を入れ、迅速に対応するよう強く求めている。背景には不明機の乗客の多くが中国人と台湾人だったことに加え、以前からくすぶっていた領土問題や両国間の反感があると見られている。もちろん、マレーシア当局の情報公開の遅さも原因の一つだろう。

一方で、その中国も非難の対象となっている。中国は捜索活動に投入している規模を明らかにしようとしていない。不明機の残骸と見られる衛星写真を公開した際にも、専門家から「画像が不鮮明だ」との指摘とともに、中国がその高い撮影能力を意図的に隠そうとしているのではとの疑惑が出ている。

16日、マレーシアは新たに捜索するカザフスタンへのルート、およびインド洋へのルート周辺の衛星写真や軍用レーダーの情報を共有するよう各国に求めたが、情報共有に同意した国が何カ国あったかについては明言を避け、「多くの国にとっては、国家安全保障に影響する問題である」と認めている。(翻訳・編集/岡田)

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