韓国に屈辱的敗北を喫した台湾、政治の混乱が要因だ―台湾紙

Record China    2014年3月20日(木) 7時47分

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18日、台湾紙・旺報は、台湾戦略学会の王崑義理事長のコラム「韓国に敗北という恥辱、次世代でも逆転は困難」を掲載した。中国本土との協力を拒む野党の存在によって政治が混乱、台湾が衰退したと論じている。写真は台湾。

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2014年3月18日、台湾紙・旺報は、台湾戦略学会の王崑義理事長のコラム「韓国に敗北という恥辱、次世代でも逆転は困難」を掲載した。

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韓国、シンガポール、台湾、香港は1970年代には「アジアの四小龍」と並び称される存在だった。だが今、台湾は韓国に屈辱的な敗北を喫し、大きく差を付けられている。その背景にあるのは政治の力だ。

1997年のアジア金融危機で、韓国は国際通貨基金(IMF)の管理下に置かれた。しかしその後、大統領の再選を禁止し汚職を抑制。留学支援によって学生を海外に送り出し、学生たちによる街頭デモの発生件数を大きく減らした。

産業政策では国家資金を情報産業などの大企業に注入した。サムスンはもはや途上国の企業を超えた存在感を有している。また多額の資金を投じた広告戦略も積極的で、ヒュンダイ自動車やサムスンの携帯電話は世界的なブランドとなった。

ソフト産業も伸びている。今、アジア圏で大ヒットしている韓流ドラマ「星から来たあなた」は、正規のテレビ放映はまだないのに中国本土や台湾でも爆発的人気を得た。台湾では立法院(国会に相当)の質問でも取り上げられたほどだ。

同ドラマは劇中にLINEなどの韓国製品が大量に登場し、人々が韓国文化に注目するきっかけを作っている。さらに少女時代や美容整形など韓国は次々とトレンドを作り出してきた。

一方、台湾はというと、李登輝元総統、陳水扁前総統時代に中国本土と対立し発展のチャンスをふいにしてしまった。今も中台サービス貿易協定の批准に反対する学生たちが議場を占拠するなどの騒ぎを起こしている。韓国はその間にも中韓FTA締結に向けて前進しているのに、だ。

野党・民進党党首の蘇貞昌氏は「台湾独立はすでに事実。中国と家族になりたいとは思わない」などと発言。「中台両岸は家族」という習近平(シー・ジンピン)国家主席の善意を踏みにじった。韓国に屈辱的な敗北を喫した台湾。こんな野党がいるようでは次世代でも逆転は難しい。(翻訳・編集/KT)

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